コトバの言霊

言葉というのは、様々な意味を持っています。

「ヒトフタミヨイツムユナナヤココノタリモモチヨロズ」という古代の言葉があります。

これを省略して一から十まで古語でいうと「ヒフミヨイムナヤコト」となります。

現在でも「ひ ふ み …」と数えますよね。


ヒというのは燃える火、

フというのは風、

ミというのは木の実、人間の身、生きるもの。こうゆうものがミと言います。


このように言葉一つ一つに意味があり、それが言霊というものです。


面白いものがあります。それは「チ」です。

「チ」というのは、モノを養育する力があるものを指します。


例えば「血」。

血は、体の中を駆け巡り、人間を養い育てて行きます。


そして「地」。

地も、何か植物を植えるとそこから芽が出て大きく味を結びます。


また二つ重ね合わせると「乳」。

赤ちゃんを育てる一番の栄養源であるチチというのは納得ですね。


そしてもう一つ「父」。

家族を養い育てる力がある人という意味でチチと言います。


私たちが普通に使っている言葉の意味や、成り立ちを知ることで、

少しの感動を覚えますよね。

Nanka

「古神道」をコンセプトにした、 若者による若者のためのWebメディア